ライトコイン/Litecoin(LTC)とは?【仮想通貨】
ライトコイン/Litecoin(LTC)とは、2011年11月に公開された仮想通貨です。
ビットコイン(BTC)の次に開発され、歴史としても2番目に長いです。
そしてライトコイン(LTC)は、アルトコインとしての位置付けになります。
今回は、そんなライトコイン(LTC)について解説したいと思います。
ライトコイン/Litecoin(LTC)の概要
ライトコイン(LTC)とは、ビットコイン(BTC)をサポートする仮想通貨として誕生しています。
2011年10月に元々はGoogleのエンジニアによって開発された仮想通貨となります。
よくライトコイン(LTC)として言われるのが、
- ビットコイン(BTC)=金
- ライトコイン(LTC)=銀
となり、機能などはビットコイン(BTC)に似ています。
それでは具体的に特徴についてまとめます。
ライトコイン/Litecoin(LTC)の特徴
ライトコイン(LTC)の特徴については以下のようになります。
- ビットコイン(BTC)より早い処理性能
- 手数料がビットコイン(BTC)よりも格安
- 中央管理が存在しない
- 発行枚数に上限設定がある
- SHA256よりも複雑な暗号方式を採用
- ライトニングネットワークを実装
ビットコイン(BTC)より早い処理性能
ライトコイン(LTC)は、ビットコイン(BTC)よりも処理能力が高く、多くのトランザクションを処理できます。
ブロック生成も早く決済に要する時間は2分半となっており、ビットコイン(BTC)よりも4倍早く決済が可能です。
決済スピードが早いため、電子マネーのように多くのトランザクションを処理できるように設計されている点が特徴です。
手数料がビットコイン(BTC)よりも格安
ビットコイン(BTC)での1決済あたりの手数料が500円前後だとすると、ライトコイン(LTC)は、手数料が10円となります。
手数料が非常に安いことで、電子マネーといった利用も視野に入れられつつ設計されています。
中央管理が存在しない
中央管理という存在がないという点も特徴的です。
日本円や米ドルには、国や中央銀行が通貨を発行していますよね。日本では日本銀行が発行元です。
そのため、為替などの市場の動きを見ながら流通量の調整などの役割を担っています。特に為替変動の急激な値動きには、取引に介入することもあります。
そのような中央で管理する組織がない点もライトコイン(LTC)の特徴になります。
*余談ですが、介入のニュースが伝わると、相場変動が激しくなるのでFXなどの取引では要注意です。
発行枚数に上限設定がある
発行枚数にも上限が設けられています。
延々にマイニングによって、ライトコイン(LTC)の発掘ができるわけではないのです。
ビットコイン(BTC)と同じく、ライトコイン(LTC)にも上限があり、8400万枚として設定されています。
これも日本円や米ドルのような通貨とは違います。日本円であれば、市場の動向によって日本銀行が流通量を調整することが可能です。
上限が決められている点としては、延々にライトコイン(LTC)が発行され続けられると余分に発行され、希少価値が下がってしまいます。
仮想通貨の価値を下げないためにも上限が設定されているのですね。
SHA-256よりも複雑なハッシュ方式を採用
ライトコイン(LTC)が採用しているハッシュ化方式は、「Scrypt(スクリプト)」になります。
ビットコイン(BTC)が採用しているSHA-256というハッシュ化よりも複雑なハッシュ化の技術となります。
基本的に、仮想通貨にはハッシュ化という技術が用いらて安全に取引ができるのですが、現存している仮想通貨では「SHA-256」「Scrypt(スクリプト)」になります。
ライトニングネットワークを実装
ライトコイン(LTC)では、Segwit(Segregated Witenss)技術を導入しています。
このSegwitも用いることで、ライトニングネットワークを簡単に導入できるようになりました。
ライトニングネットワークとは、少額の決済記録をブロックチェーン以外のところに保管し、最初と最後の取引だけをブロックチェーンに記録するという技術です。この技術は現在開発が進められています。
そのため、毎回取引をブロックチェーン上に記録する必要がないため、手数料も抑えられるのですね。
ライトコイン/Litecoin(LTC)のまとめ
ライトコイン(LTC)の特徴について解説しました。
ビットコイン(BTC)のサポート的な立ち位置ではあるものの、より優れた技術を採用している点が特徴です。
特徴を以下のようにまとめていますが、今後の普及に伴い、法整備も整理されると思います。
- ビットコイン(BTC)より早い処理性能
- 手数料がビットコイン(BTC)よりも格安
- 中央管理が存在しない
- 発行枚数に上限設定がある
- SHA256よりも複雑な暗号方式を採用
- ライトニングネットワークを実装
ビットコイン(BTC)よりも多くのトランザクションを処理でき、手数料も安いとなれば、電子マネーのように利用されることも期待できますね。
以上がライトコイン(LTC)についての概要になります。
ご参考になれば幸いです。
他通貨もまとめていますので、以下の記事より気になる仮想通貨を探してみてください↓
仮想通貨とは【日本で買える銘柄と特徴まとめ】 既にさまざまな銘柄の通貨が揃っている「仮想通貨」についてまとめます。 「仮想通貨ってなに?」 「儲かるの?」 「どんな仕組み?」 […]